BtoCマーケティング。書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」から学ぶ。

~Twitter活用のポイントと企業の取り組みについて~

このブログでは、BtoC企業のマーケティングご担当者様向けに、SNSマーケティングのなかでTwitter/ツイッターをテーマに展開します。

このブログで参考にしている書籍は下記です。

【参考文献】
「Twitterカンバーセーション・マーケティング」
著者:崎谷実穂氏
出版:日本経済新聞出版社




【書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」からの紹介】
著者の崎谷実穂氏は、プロローグで書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」の目的について述べています。



1.Twitterはどのような社会的価値をもつプラットフォームなのか?
2.日々の実務の現場において、Twitterをどのようにマーケティングで活用すべきなのか?

ぜひ、この2点にご関心があるマーケテイングご担当者様には、書籍を手にとっていただき内容をご確認ください。実際の企業の取り組みについても豊富に取り扱っています。こちらのブログでは、書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」を参考にしながら、当社が展開するラグジュアリーブランドマーケティングについて展開します。

1.Twitterのインサイトって何だろう?

マーケティングご担当者様ならば「インサイト」という言葉をお聞きになっているかと思います。直訳すれば「洞察」です。マーケティング的におきかえるならば、相手方(BtoCマーケティングでいえば消費者)の心の内側です。

BtoCマーケティングにおいて消費者のインサイトを推し量りながら施策を展開することは非常に重要です。なぜならば、BtoCマーケティングはBtoBマーケティングと比較して「嗜好性」や「エモーション」というが購買動機に強く影響するからです。

書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」では、Twitterをマーケティングで活用するならば、Twitterというプラットフォーム自体がもつインサイトを押さえることが重要であると記述しています。

【Twitterの3つのインサイト】
(1)生活の一部であること。
(2)受け身の態度で情報収集していること。
(3)リアルタイムにつぎの行動にうつること。
*「Twitterカンバーセーション・マーケティング」44ページより。

ブログを御覧になっている皆様に質問です。いま、Twitterを利用していますか?わたくし自身は、Twitterを利用しています。(1)の生活の一部になっているか?については自信がありません。しかしながら、(2)の受け身の態度で情報を収集しているという点においては、非常に理解ができますし、共感できる部分です。その理由は、わたくし自身がフォローしている相手方の口コミ/ツイートが、わたくしの意思とは無関係に配信されてくることです。つまり、受け身です。

2.Twitter。年齢による利用方法の違いとは?

Twitterのマーケティング。まだまだ確立されていないどころか? 取り組みをはじめていない企業も多くあります。
書籍「Twitterカンバーセーション・マーケティング」を読むことで、Twitterの利用状況/利用目的に関して知識を深めて、自社がマーケティング活動としてTwitterを取り入れる是非の判断もしやすくなるはずです。

ここで情報を1つだけ紹介します。
(1)18歳から29歳のユーザーの利用用途は、日常生活で接点がある人の意見や近況を参考にしている。
(2)30歳以上のユーザーの利用用途は、日常生活で接点がない人の意見や近況を参考にしている。
*「Twitterカンバーセーション・マーケティング」48ページより。

この情報を企業側のマーケティング活動におきかえてみると、

(1)18歳から29歳のユーザー「コミュニケーションツールとしてのTwitter」
若い年代の彼らに口コミをしもらうことで、彼らと近しい距離の友人、知人に知ってもらえる機会があるということ。

(2)30歳以上にのユーザー「実用性ツールとしてのTwitter」
オトナ世代に対して、新製品などのPR情報(ニュース)を配信することにより、関心をもってもらえる機会があるということ。

3.Twitterマーケティングにおけるターゲティングとは?

Twitterをご利用されているならば、Twitterマーケティングで可能なターゲティングについてもご理解が進むかと存じます。

(1)フォロー情報を活用する。
(2)ツイート/つぶやき情報を活用する。


(1)と(2)について、私自身のTwitterの利用状況を引用しながら説明します。わたくし自身は、趣味のひとつが読書です。(仕事の都合上、読書しているという言い方が正しいかもしれませんが・・・。)

私は趣味が読書のため、私自身がフォローしているTwitterは、出版社、書店、作家、編集者などが多いです。(フォローするとは、自分が関心をもっている相手のツイートをブックマークして、情報を持続的に受け取る行為。)

次に、私自身がTwitterでつぶやく情報については、読んだ書籍に関する感想や要約に関するものが多いです。

ここで話を戻します。私自身の(1)フォロー情報 (2)ツイート/つぶやき情報は、企業側ではどのようにマーケティングとして活用できるのでしょうか?たいへんにシンプルな結論です。
出版社や書店が、書籍や雑誌の情報を拡散することを目的に、私のTwitterを活用するという具合です。私がTwitterで「Twitterカンバーセーション・マーケティング」の感想をつぶやきます。そのつぶやきを、たとえば、出版社である日本経済新聞出版社が拡散するという展開です。実際の購読者の声です。したがって、リアティある広告情報として受け止められる可能性が高いです。

4.ラグジュアリーブランドのマーケティング。Twitterのユーザー分析だけでは難しい領域とは?

Twitterは、3で紹介したようにフォロー情報とつぶやき情報を活用したマーケティングの展開が可能です。また、ツイート/つぶやきは非常に軽い感じでおこなわれます。したがって、消費者の「音」が見えやすいです。そのため、BtoC企業では、このTwitterというプラットフォーム上で消費者がつぶやく情報を収集し、分析し、そして活用しています(ソーシャルリスニング)。しかしながら、一方で、Twitterのユーザー分析だけでは見えづらいマーケティング情報が存在します。その見えづらい、分析しづらいマーケティング情報とは、いったいどのような業界の情報なのでしょうか?

■ラグジュアリーブランドのマーケティング。Twitterのユーザー分析だけでは踏み込めない領域とは?
高額な製品やサービス、特にラグジュアリーブランド業界の企業におけるTwitterのユーザー分析は、そのほかのBtoC企業と比較した場合、非常に困難な領域があります。

■究極の嗜好性と圧倒的な購買力
ラグジュアリーブランドを購買するお客様は、そのブランドを崇拝しています。すなわち、お客様は「究極の嗜好性」をもっているわけです。また、それとともにそのブランドを購買しつづける「圧倒的な購買力」ももっています。Twitterユーザーは、3.で説明したように非常に軽い気持ちでライトにつぶやきます。このライトなつぶやき情報(基本的な上限:140文字)を分析しても、ブランドを崇拝しているか?という嗜好性は見えづらいです。また、Twitterは匿名性であるため、所得水準をはじめとする経済的な指標に関する情報を取得することもできません。(一方の「facebook」は、人の姓名情報が記載されています。また、職業を記載しているユーザーもいます。)

5.ラグジュアリーブランドのマーケティング。究極の嗜好性と圧倒的な購買力のユーザーを見つけるには?

ラグジュアリーブランドのマーケティングの成功とは何でしょうか?それは、自社のブランドを崇拝してくれる究極の嗜好性と、自社のブランドを購買しつづけてくれる圧倒的な購買力を併せ持つユーザーを見つけることです。

当社/株式会社ランドスケイプは、クライアントのデータベースマーケティングを支援する会社です。とくに、ラグジュアリーブランド企業との取り組み実績が豊富にあります。

なぜ、ラグジュアリーブランド企業は、ランドスケイプと一緒にマーケティングそしてプロジェクトを進めるのでしょうか?その理由は、ランドスケイプとマーケティングに取り組むことによって、究極の嗜好性と圧倒的な購買力を併せ持つユーザーに近づくことができるからです。

御社のマーケティングの課題が、ラグジュアリーブランド企業にみられる課題と似ているならば、ぜひ、ご相談ください。

執筆者

企業情報

株式会社ランドスケイプ

ランドスケイプは、日本最大の企業および消費者データベースを駆使したデータベースマーケティングで顧客開拓・育成を支援するコンサルティング会社です。

消費者9,500万件・企業情報820万件を超えるデータベースをもとに、企業にとって価値のある最適なマーケティング活動を提案します。
さらにそこから導き出された結果を反映し、より精度の高いマーケティングを行い、企業と企業、企業と人、人と人との距離をより近づける新しいコミュニケーション、新しいデータベースのかたちを提案しています。

企業サイト

http://www.landscape.co.jp/

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