■本書概要(amazon)
会社や人生に持続する変化を起こすのが難しい。
その原因はわたしたちの脳の中にある。
「象使い(理性)」と「象(感情)」の支配権争いだ。象使いがスリムな体形を欲していても、象はケーキに飛びついてしまう。頭のいい象使いが変化を求めても、象はいまの手順が大好きなのだ。
だが、象と象使いの性格を研究していくうちに、ちょっと工夫するだけで、変化は驚くほど簡単なものになることがわかる。 本書では、大きな権限や強固な意志の持ち主ではない「ごく普通の人たち」が、会社や国を動かすような変化を生み出した例を豊富に挙げながら、それらに共通する「変化のしくみ」を明かしていく。
■本書感想
本書は変わるということに対する仕組みを説明している内容になります。本書の面白いところは「理性を象使い」、「感情を象」、「環境を道筋」とたとえている点だ。「理性(象使い)に訴えかけ、感情(象)を揺さぶり環境(道筋)を整えるという3つの条件を満たす」だけで、変化を起こすことができると言っている。
これを踏まえた上で3つの基本フレームワーク
① 象使いに方向を教える
② 象にやる気を与える
③ 道筋を定める
を基本として紹介をしている。
象使いに方向を教えるために手本の成功例を探す、ブライト・スポットを見つけること、全体で考えるのではなく、具体的な行動の一歩を定める、ゴールの設定を行い、象にやる気を与えるために変化を細かくチェックしたり、変わりたいという感情を奮い立たせること等を説明しております。
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