投資収益が非課税に!?日本版ISAとは

2014年1月1日より導入が予定されている制度日本版ISAをご存じでしょうか?

日本版ISAとは、英国のISA(Individual Savings Account/個人貯蓄口座)を参考に、日本でも導入が予定されている制度です。「貯蓄から投資へ」の流れを促進する施策として、投資家の裾野を広げる目的で導入されます。

日本版ISAは2014年から10年間実施されます。毎年100万円の投資枠が設けられ、その枠内で対象の金融商品に投資した金額に対して、5年間の配当金、譲渡益が非課税になります。つまり制度を2014年から利用すると、2018年からの毎年の非課税枠は最大500万円になります。

とかく日本は株式や投資に対して消極的だと言われています。2010年第1四半期の日本とアメリカの資産構成比率を見ると債券、投資信託、株式への投資比率はアメリカが約50%に対して日本は約14%とアメリカと比べて4分の1程度の低さというのがわかります。

このあたり、貯蓄から投資へ促進を目的としていますが、この制度以外に穴があります。まず本制度の非課税枠が500万円までであるということです。500万円と言えば大金ですが、長期的に投資を行うことを考えると500万円というのは少ない金額と言えます。また、この制度が始まるに当たりこれまで優遇税率であった株式や投信に対する税率が10%から20%に引き上げられる点も長期的に見ればデメリットでしかありません。

とは言いつつも、投資比率の日本において投資への裾野が広がることは長期的な視点で見ればプラスなのかもしれません。

さて、もう一つ意外な話としては、これだけ投資率の低い日本ですが、金融商品に関しては意外にも種類が豊富なのです。驚くことに1年間にたくさんの金融商品が販売さており、種類は挙げればきりがないのですが、モーニングスター等のサイトを見ればいかに種類が多いかの確認いただけます。

アベノミクスの影響で最近投資に対しての話題も増えている今、日本版ISAを有効活 用して投資を始める人が増えるのかも・・・?

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