基幹システムの投資対効果とは?

企業の基幹システムとなる販売管理システム。
業種や業態によって、機能が異なり業務全体に影響を及ぼすことから改善や刷新がなかなかされないことがあります。
システムの老朽化のためやむを得ずリプレースをするケースもありますが、システム変更後による業務への影響や利用者への定着化が難しいことで、大きなコストと長い期間を設けて適用・導入していくことになります。

総合マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティングが実施した調査結果に興味深い調査レポートがあります。
販売管理システム担当者300人にアンケートを実施した「営業支援としての販売管理システムに関する調査」というエンタープライズシステムを提供している企業にとっては興味深い調査内容になっております。
(調査レポートダウンロードサイト:
http://m-madoguchi.neomarketing.jp/survey.php )

販売管理システムは決して安い投資で導入できるものではありません。
SI費等の目に見えるコスト以外に、本番稼動までの二重稼働、利用者への定着化やレガシーシステムからのデータ移行、既存システムと新システムとの業務差分を補うための業務改善など、目に見えないコストが多くあります。

調査結果によると経営者が販売管理システムに期待することは、コスト削減が75.7%、営業利益の拡大が53.0%らしいです。
販売管理システムのうたい文句としては、「システム刷新による業務効率化による生産性の向上」などがよく挙げられます。
実際にコスト削減につながっているかいないか費用対効果は?という部分も調査結果でており、「課題や改善を感じること」としては「システムの費用対効果がわからない」という回答が多いようです。

実際はシステム担当者が費用対効果を気にすべきことではないのかもしれません。 システム担当者としては、不具合なく利用者が有効活用できるシステムを運用することが重要になります。

当調査レポートには、モバイル端末の導入による販売管理システムの有用性の結果も出ております。
「顧客対応スピードがあがった」「リードタイムが短縮した」などが多く回答されていました。
この回答が経営者が求める販売管理システムの「コスト削減」、「営業利益の拡大」に間接的に繋がる要因なのかもしれません。
また、競合他社との差別化という点では大きなポイントでしょう。

システム担当者としては、管理するデバイスが増えればセキュリティ対策やキッティング業務も増えてくるでしょう。
販売管理システムを含む基幹システムを刷新する際は、現状の業務フローを洗い出し、失敗のないシステム導入が重要です。
それとともに、既存システムの単純移行ではなく、経営者、利用者が求める「効果」に繋がるシステムの刷新が必要なのかもしれません。

調査レポート提供元

企業情報

株式会社ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティングはマーケティングリサーチ事業を中心に、PR事業、CRM事業、テレマーケティング事業などを運営する総合マーケティング企業です。

中心事業のマーケティングリサーチサービス「アイリサーチ」では、定量調査の「インターネットリサーチ」から「会場調査(CLT)」や定性調査の「グループインタビュー」、「郵送調査」や「海外調査」まで幅広い調査手法をワンストップで実施する事ができ、クライアントのマーケティング課題を解決するための様々な提案を受ける事が可能。

また同社が運営する「マーケティングの窓口」というマーケティング情報発信サイトからも事業に役立つマーケティング情報を手に入れる事ができます。

企業サイト

http://www.neo-m.jp/

資料ダウンロードサイト

http://m-madoguchi.neomarketing.jp/

掲載カテゴリー

インターネットリサーチ市場調査

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