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ベンチマーク調査

(カテゴリ:調査・分析)

ベンチマーク調査とは

ベンチマーク調査とは、ある特定のテーマを元に、競合企業や他業種企業の状況を調査して、自社の現状を比較分析することである。
この調査を細かく行うことで、自社の現在のポジションを確認し、課題を発見することや、新しいアイディアを生み出したり、実施している取り組みの向上を図ったりすることができる。様々な場面で活用できるため、有益な手法として頻繁に使われている。
逆にこの調査を怠ると、自社の現状が把握できないばかりか、市場の流れや消費者のニーズについていけなくなり、企業の発展が遅れてしまうことが考えられる。

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調査対象について

ベンチマーク調査の対象は、企業や店舗などさまざまです。

■企業向け
(調査目的)
・新規事業の参入する業界を検討するため
・参入する業界の先行企業との差別化をはかるため
・買収対象先の状況を確認するため
・競合企業の業績が好調な理由を把握するため
・製造コスト見直しの参考のため
・営業体制見直しの参考のため
・投資判断の参考のため

(調査項目)
・売上高、利益率、その要因
・直販、代理店など販売先
・販売戦略
・製品、サービスに発生するコスト
・組織体制
・事業戦略
・広告戦略

■店舗
(調査目的)
・新規店舗のモデルにするため
・競合店との差別化をはかるため
・競合店の売上が好調な理由を把握するため
・物流コスト見直しの参考のため
・組織体制見直しの参考のため

(調査項目)
・商品の品揃え、売れ筋
・接客対応、顧客管理
・店舗レイアウト、陳列
・物流体制、コスト
・サービス技術、価格
・組織体制、人材育成
・顧客満足 ・NPS

調査方法について

調査方法は大まかにヒアリング調査やパネル調査、覆面調査、NPSなどがあります。

・ヒアリング調査
面接対談型調査で、アンケートなど定量的な調査からは読み取れないテーマに多く用いられる調査手法。より定性的な情報の入手が可能。

・パネル調査
同じ調査対象に対して、一定期間をおいて同じ質問を繰返し行う調査方法。時間的な変化の事実を確認し、また変化の理由や過程についてもある程度とらえることができる。

・覆面調査
一般消費者を装って店舗を利用し、接客態度や店内環境をを評価する調査方法のこと。ミステリーショッパーとも言う。

・NPS
NPS(Net Promoter Score)とは、顧客ロイヤルティを計測する指標です。
「友人や同僚に薦めたいか?」
という究極の一問への回答から算出します。

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