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卸/小売比率とは、卸売販売価格額に対する小売販売価格額の比率を表したもので、流通経路の長さの大まかな尺度として用いられる。この比率を見ることによって卸売活動の相対的大きさを表すことができ、また日本の流通の複雑さを示す指標として商業統計の数値から算出された比率が利用されている。しかし、商業統計においての卸売販売額には、小売販売とは直接の関連を持っていない産業財の取引や、卸売本支店間取引、輸出関連等が含まれているため、この比率だけで流通の多段階性を表すことは難しいといわれている。