(カテゴリ：マーケティング)

カテゴリー・キラーとは、取扱商品を特定分野の商品群に絞り、圧倒的な品揃えを行って、低価格大量販売する小売業態のことである。こうした店舗が出店すると、商圏内の競合店の当該カテゴリーの売上高が極端に低下して、取り扱いを停止したり、廃止、縮小に追い込まれていくことからこの名前がついたといわれている。しかし、近年では百貨店なども特定分野に絞り込んだ店舗開発を行ったり、インターネットによって低価格販売が浸透してきたことによって、これまでのカテゴリー・キラーの戦略は威力を失ってきたため、現在では価格以外の価値訴求による競争力強化を図っている。