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拮抗力とは、勢力やパワーが同等の力で、対抗しても互いに屈しない互角の力のことであり、売り手と買い手の勢力の均衡のことである。ガルブレイスは経済社会のバランスを保つためには、この拮抗力が必要であると説いた。代表的なもので、企業や経営者に対して法や労働組合が存在する関係、メーカー支配に対しては流通チェーンや消費者団体、公的規制などがある。こうした拮抗力が存在することによって、一部の者による支配から脱することができるとされている。