「ペットボトル1本買うたびにポイントが貯まる」「スマホから事前購入ができる」----。近年、主要飲料メーカー各社が自動販売機向けの公式アプリを提供し、ただ"買うだけ"だった自販機体験が進化しています。代表的な3つのアプリの特色や使い勝手、ユーザーにとってのメリットを比較してみましょう。
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特徴:自販機とスマホをBluetoothで接続し、購入ごとにスタンプが貯まる。15スタンプで1本無料。おトクなスタンプ2倍キャンペーンも。
便利機能:歩数計連動で「歩いてスタンプ」機能あり。
各種クレジットカード、モバイル決済(PayPay、楽天ペイなど)連携。
ギフト送信機能(ドリンクチケットを友人に送れる)。
対象自販機:Coke ON対応マシン(全国に約50万台以上)、アプリ内にマップあり。
特徴:Bluetooth接続不要で、アプリを立ち上げるだけで簡単購入が可能。アプリ初回ダウンロード時、ドリンク3本無料のプレゼントあり。
便利機能:クレカ・電子マネー・QR等。キャッシュレス決済に特化したシンプル設計。
楽天ポイント、dポイント、Vポイント、Pontaポイント、WAON POINT利用時、1Pが貯まる。
対象自販機:サントリーグループの対応機
特徴:スタンプ15個でドリンク1本無料。月額3,300円で1日3本(月最大31本)まで利用出来るサブスクリプションサービスあり。
便利機能:クレカ・QRコード、交通系・流通系電子マネー対応。
対象自販機:伊藤園の対応自販機(一部他社製品混合機にも対応)
各社のアプリは、飲み物を買うだけではなく、「健康」「遊び」「プレゼント」「お得」など、独自の価値を提供しています。普段よく使う自販機のブランドや、自分のライフスタイルに合ったアプリを選ぶことで、よりお得で楽しい自動販売機ライフが楽しめるでしょう。
一方で、キリン公式アプリ「Tappiness(タピネス)」は2025年5月、ダイドー公式アプリ「Smile STAND」は2025年10月のサービス終了となり、自社アプリの開発をやめ、シンプルなキャッシュレス端末の普及に注力していく企業もあります。
経済産業省は「2025年までにキャッシュレス決済比率を40%程度に引き上げ、将来的には80%を目指す」と明言しており、自動販売機市場でも2025〜2030年にキャッシュレス決済手数料を年平均成長率約4.8%で拡大予定だそうです。
「自動販売機で現金よりキャッシュレスを使う人」が70%前後に達しており、非対応機では「購入をあきらめた経験」が約60%に達しているとの記事もあり、キャッシュレス対応の自動販売機が拡大していくのは間違いありません。
キャッシュレス決済端末の導入基準に満たない自動販売機については、QRコードを記載した簡易なステッカー対応を行う事も出来ます。
PayPayやd払い等、複数のQRコード決済に対応しており、導入も比較的容易です。
アプリやキャッシュレス決済対応の自動販売機の設置に関心のある方は、お問合せポータルコンシェルジュまでお気軽にお問合せ下さい。
(タグ:自動販売機)