こんにちは。企業研修の講師派遣・講師育成を行っている、エス・エー・エス株式会社です。
近年、マネジメントの分野において注目を集めているのが「ハラスメント対策」です。社内で発生するハラスメント行為には、「セクシャル・ハラスメント」や「パワー・ハラスメント」など、多くの種類がありますが、いずれの場合においても社員のやる気や作業効率を下げたり、会社全体の雰囲気を悪くしたりと、組織にとって大きな損失を生むことにもなりかねません。
ハラスメントに対してこういった認識が世間的に広がるなか、「ハラスメント対策研修」の需要も増加しつつあります。今回は、なぜ社内でハラスメントが起こってしまうのか、それに対してどのような対策を立てていくべきなのか、お伝えしていきます。
前述の通り、「ハラスメント」には多くの種類があります。代表的なものとしては、相手との合意がないにも関わらず性的な言動をする「セクシャル・ハラスメント」や、職場での権限を利用して相手を不当に抑圧する「パワー・ハラスメント」などが知られています。そのほか、「時短ハラスメント」「ジェンダーハラスメント」「アルコール・ハラスメント」「マタニティ・ハラスメント」なども問題視されるようになっています。
ハラスメント行為の原因として、「コミュニケーションの食い違い」や「自己理解と他者理解の不能」という問題が挙げられます。
簡潔に言えば、自分の発言や行動を相手がどのように受け取るかを想像する力が不足していることによって発生します。
ただ最近はハラスメントの種類も多岐にわたり、これまで当たり前のようにしていた発言が、実はハラスメントに該当していた、ということもあり得ます。
プライベートでの関係であれば、付き合いの中で看過される部分もあるかもしれませんが、仕事上の関係ではそうはいきません。
つまり、「自分は気にしない(自分にとっては当たり前のことだ)から、相手にとっても同じだろう」という勝手な思い込みから、周囲の人間を不当に傷つけたり不快な思いにさせたりすることにつながります。また、発言や行動において、自分と相手の立場(役職・権限)や性別、考え方などの違いについて、まったくの配慮がないことも原因のひとつと考えられます。
ハラスメント研修においては、上述のようなハラスメントが発生する原因を学ぶとともに、グループワークを行うことも効果的でしょう。グループワークでは、共通のテーマについて討論することで、多角的な考え方や振る舞い方を学ぶことができます。同じテーマについて考えていても、人によって問題の見かたが違っているということに、改めて気づきを得る機会となるはずです。また、ケーススタディによって、ハラスメントが発生した場合どうなるかを知り、危機意識を持つことも重要です。何か問題が起こったとき、本人だけでなく、企業全体にも損害を与えてしまうというリスクを強く意識する必要があります。
なお、ハラスメントに対する意識は個々人の経験や価値観によるところも大きいため、一度研修を実施したからといって解消できた、と言い切れないのが実情です。人はすぐに価値観を変えることはできませんし、研修で得ることができた気付きも時間が経つにつれて認識が薄れていってしまうこともあるでしょう。そのため、定期的な注意喚起を繰り返し続けていくことが重要となります。
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