2015年3月末をもってクロネコヤマトのヤマト運輸が提供しているクロネコメール便サービス廃止のニュースに驚いた。
廃止を決断した理由を見ると、納得できるところもあるが、利用者側からすると残念だな思う。
また、DM発送代行というご相談カテゴリを提供しているお問合せポータルとしても...。
クロネコメール便は、利用の9割がビジネス利用とされており、企業のコスト削減策に影響が出るかもしれない。
メール便では、信書を送ることが出来ないもののパンフレットやカタログといったダイレクトメール等を大量に発送する場合のコスト削減に適しており、多くの企業が活用してきた。
メール便によるコスト削減は、大口割引の適用を受けているDM発送代行業者を活用することで実現できる。
通常は1通あたり82円で発送できるところ、発送する通数に応じて82円より小さい額で発送することが可能になる。
規模が大きくなると40円台や50円台といった額になることもあり、82円との差額がコスト削減額となる。
コスト削減総額は、通数×差額で算出が出来る。
例えば52円で10,000通送付すると、DM発送業者を介さずに送付する場合と比べると30万円の削減が可能となり、差額を別の施策経費に利用することが出来るので、コスト削減策に努力する利用企業にとっては悩ましいニュースとなった。
ヤマト運輸としては、4/1からクロネコメール便の代替サービスとして「クロネコDM便」を開始するだが、詳細は3月の発表になるとのこと。
ヤマト運輸は、現状の信書事業に対する法規制や現状に対する問題提起をしたいという想いもあったのだろうか...。
(タグ:お問合せポータル 廣瀬)