株式会社カネボウが2015年2月1日に佐藤可士和氏がプロデュースしたメンズスキンケア商品「リサージメン(LISSAGEMEN)」シリーズを販売しました。(http://www.lissage.jp/men/)
カネボウに限らず資生堂やキールズやアラミスラボシリーズ、クリニーク・フォー・メン等今や様々な男性用スキンケア商品が販売されております。
男性用化粧品市場を見ても2014年は前年比104.2%の1,141億円となり、化粧品カテゴリ中最も伸び率が高かったようです。特にヘアケアとスキンケアの需要が増しているようです。
これらのデータを見ても男性の美意識が高まっていることがわかります。そんな中、株式会社ジャストシステムが2015年2月19日に実施をした"男性の美活"に関するアンケート調査を行ったレポートがあります。
出典:http://www.fast-ask.com/report/report-beautymen-20150219.html
調査結果のサマリーとしては以下のような結果となっております。
この調査レポートにはスキンケアなどをする男性への好感度もアンケートしており、約50%の女性は男性のスキンケアを好意的に受け止めているという結果が出ております。
男性のスキンケアを好意的に受け止めている女性の理由としては「ケアすることは、身だしなみだと思う」が1位、「きれいでありたいと思う意欲を応援するから」が2位となっています。これはスキンケアをする男性の理由の2位が「ケアすることは、身だしなみだと思う」という結果を見ても、男性にとっても身だしなみが重要なファクターになっていると考えられます。
このように男性の美容に対する意識が高まっているですが、調査結果を見ると、面白い推測を立てることが出来ます。回答者数の内33.7%の男性が化粧水は利用しているものの、乳液利用者は18.3%、美容液に至っては7.3%しか利用をしていないという結果です。スキンケアをしていない方が47.7%いることを考えると、化粧水だけしか利用していない方、化粧水+乳液を利用する方、化粧水+美容液+乳液を利用する方、化粧水+美容液を利用する方とある程度のパターンが考えられます。
通常、スキンケアをする場合、以下の順番で行われます。
これが正しい順番と言われていますが、男性の場合は化粧水のみ、化粧水+乳液だけ等、正しいスキンケアが出来ていないと推測できます。
せっかく美意識を持った男性が増えているのであれば、正しい美活のやり方を啓蒙することも大事なのかもしれません。
例えば、美容液一つとっても、以下のようなものがあります。(2015年2月28日時点)
男性が美容液を使い出すだけでも、メーカーにとってはかなりの売上アップが見込めるかもしれません。
「男性の美活は一日にしてならず」
男性の正しいスキンケア方法の促進が更なるマーケットの拡大に繋がるのかも知れません。
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