コンシェルジュの視点:「サッカーとラッパー」

2013年3月19日のBloombergの記事にこんなニュースがあった。

「ベッカム、メッシを抑えて首位-サッカー選手収入ランキング」

内容としては、サッカー選手の収入ランキングでデービッド・ベッカムがリオネル・メッシを抑えて首位の収入を得たと報じている。

その金額は、3600万ユーロ(約44億4700万円)と一般人は想像もつかない金額である。

サッカーに詳しくない私のニュース程度の知識で、選手やファンの方には非常に申し訳ないのだが、最近ではメッシ選手の方がよく聞くような気がする。
ベッカム選手と言えば、超一流サッカー選手であることは重々承知しているが今はメッシ選手の方がよく名前を聞くのではないだろうか。
なぜベッカム選手が収入の1位になったのか?記事を見ると、3600万ユーロ(約44億4700万円)の内、所属クラブからの給与は5%、180万ユーロ(約2,200万円)程度なのだ。一般庶民からすれば5%でも大した金額だが、残りの収入はスポンサー契約料になるそうだ。実に44億円がスポンサー料とは、これまたすごい数字である!

話は戻るが、今回のタイトル「サッカーとラッパー」だが、このベッカム選手の収入モデルとラッパーの収入も出るが実は似ているのである。
米「フォーブス」誌が発表をした2012年の有名人の長者番付ランキングを見ると、首位がラッパーのドクター・ドレーなのである。

'ドクター・ドレー、今年もっとも稼いだミュージシャンに'

理由としては、彼が手がけたヘッドフォン「Beats by Dre」ブランドを台湾のモバイルメーカーHTCが買収をしたこと等が要因として挙げている。
以下の順位を見ても、15位にディディー、20位にJAY-Z、22位にカニエ・ウエスト等ヒップホップが好きな方なら絶対に知っているような有名人がランクインしている。

いずれのラッパーも音楽での売上よりも自分アパレルブランドやレコード・レーベル、バスケットボールチームの買収など副業の収入がメインと考えてもいいくらい手広くビジネスを展開している。
サッカーとラッパー、分野は違えど稼ぐ方は本業以外の事業をちゃんと展開をしているのだ。
通信機器の発達により、通常では考えられないスピードで仕事をこなすことができるようになった現在、未来はよりそれが進むと考えた場合、多くのビジネスパーソンも副業とまでは行かなくても本業以外の側面を2つ、3つと持つことが一般的になるのかもしれない。
いち音楽ファンとしては先に挙げたラッパー新譜が出ればと願うばかりではあるが、音楽やサッカー以外の彼らのビジネスとしての側面に注目をしても面白いのかもしれない。

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