富裕層&シニアビジネスマーケット。
この2つのマーケットは拡大を続け、BtoC企業からの注目は益々高まっています。
この富裕層&シニアビジネスマーケットを攻略するにあたって必要となる「3」つの視点について説明します。
1.増え続ける富裕層
富裕層の定義は、金融資産1億円以上を持つ人です。
みなさん、日本国内にどのくらいの人数がいると思われますか?
答えは2013年で190万人。そして、2015年ではなんと245万人に増えました。
たった二年間で29%増、55万人も富裕層は増えています。
(参考:ワールドウェルスレポート https://www.jp.capgemini.com/thought-leadership/)
日本国内の富裕層人口は確実に増加しており、逆に総人口そのものは減少を始めました。
つまり、人口における富裕層の割合が増えていっている、という事です。
中国などの経済成長がニュースなどでも取り上げられていますが、富裕層の実人数でいえば中国89万人に対し、日本は245万人。
日本はアメリカに次いで世界で第ニ位の富裕層大国です。
2.堅調に推移するシニア世代の消費
シニア世代の旅行消費が好調!
シニア世代のフィットネス/健康需要も右肩あがり!
こんなニュースをご覧になる方も多いのではないでしょうか?
では、シニア世代はいったいどのくらいお金を使っているのでしょうか?
気になりますよね?
その額、なんと「100兆円」です。
これは、GNPの44%に相当します。
65歳以上のシニア世代の年間消費総額は、今後も益々拡大する見通しです。
経済産業省が出している人口統計2014 によると国内の65歳以上の人口は3,300万人を超え、人口のおよそ4人に一人が高齢者となりました。
総務省統計局の推計では平成47年には人口における高齢者比率が33.4%、3人に一人が高齢者になるとされています。
今後も国内消費総額に占めるシニアの割合は高まるばかりです。
BtoC企業においては、この「2つ」の成長市場、すなわち富裕層とシニアビジネスマーケットで利益をあげることが益々重要視されています。
顧客開拓のポイントは「2つ」あります。
1.「3K」に訴求すること。
2.「既存顧客」に注目すること。
1.「3K」に訴求するとは?
富裕層&シニアビジネスマーケット。いずれのマーケットにおいても顧客開拓のポイントは「3K」で表す事が出来ます。
「3K」とは何か?を知ること。そして、自社が展開する製品そしてプロモーションは、顧客の「3K」に届くように設計することが大切です。
(1)富裕層マーケットで必要となる「3K」とは?
「健康」「教育」「絆」です。
(2)シニアビジネスマーケット必要となる「3K」とは?
「健康」「快適」「交流」です。
自社のプロモーション、折り込み広告やメディア広告をぜひ手にとって観察してみてください。
広告に記載している「商品メッセージ」は、「3K」の感情を揺さぶっていますでしょうか?
2.「既存顧客」に注目するとは?
富裕層&シニアビジネスマーケットで顧客開拓を行ううえで、成功確率をあげるための「方法」があります。
それは、自社の「既存顧客」について把握することです。
みなさんは、自社の既存顧客が「なぜ、自社の製品を購入するのか?」について知っていますか?
また、自社の既存顧客の「お気に入りの趣味、ファッション、デザイン」について知っていますか?
顧客開拓をする/新規のお客様をつかまえる上で大事なことは、既存顧客と似たお客様を見つけることです。
まずは自社の既存顧客を分析し、優良顧客特有の属性を見つける。
そして自社顧客の分析によって見つけた特有の属性に合う見込顧客にアプローチを行う事が、新規顧客開拓の近道となります。
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