グループインタビュー(FGI)会社まとめ【費用比較ならこの6社】

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定量的な調査だけでは分からない消費者やユーザーの思考を探るためにグループインタビューはよく利用されています。
定量調査と異なり、小さいサンプルサイズであるために費用感やどのグループインタビュー会社に見積り依頼をしておくべきなのか把握しておく必要があります。

目次
・グループインタビューとは
・グループインタビューの利用目的
・グループインタビュー会社一覧
 1.株式会社アスマーク
 2.株式会社クロス・マーケティング
 3.株式会社ネオマーケティング
 4.楽天インサイト株式会社
 5.NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社
 6.株式会社レアソン
・グループインタビューとデプスインタビュー
・費用比較のための見積り依頼ポイント

グループインタビューとは

グループインタビューとは、定性調査の代表的な調査手法のひとつであり、座談会形式で行う調査です。
具体的にはモデレーターと呼ばれる司会者の進行によって、調査条件に該当する複数の参加者(5名~7名)がテーブルを囲み、調査テーマに沿って各自の考えを発言します。

アンケート形式ではなく、参加者同士のコミュニケーションにより情報を得ることが出来ることから、グループインタビューには次のような特徴があります。

     
  • 参加者同士の意見交換を通じて、多くの情報の取得が可能
  •  
  • 参加者同士の相互作用によって、より深い情報の取得が可能
  •  
  • 想定外の新しい意見やアイデアが生まれる可能性がある

なお、一般的に、グループインタビューは専用の設備を備えたインタビュールームで行われることが多く、モデレーター以外の調査関係者は、専用のモニタリングルームの外部からマジックミラー越しに、インタビューの様子を観察することで、対象者の発言だけでなく、表情や動作も観察することができます。
闊達な議論を促すためには、モデレーターのスキルが重要であり、また参加者がストレスなく発言できるよう設備の衛生面や軽食を取り揃えるなどの準備も重要です。


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グループインタビューの利用目的

グループインタビューは、定量調査(インターネットリサーチ等)では把握しきれない情報を得るために利用される調査です。
なぜその選択肢を選んだのかについて、その理由を知りたい時などより深い理解や洞察情報を得たい時に役立ちます。
また、新商材の開発、パッケージ・広告などのアイデア開発・探求、さらにアイデアや試作品に対する消費者の理解や反応、その理由などを確認したい時にも利用される有効な調査手法です。
参加者同士によって発生するコミュニケーションによって、相互作用によるアイデア創出、仮説の設定などができます。


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グループインタビュー会社一覧

株式会社アスマーク

株式会社アスマーク

コンシェルジュコメント

モニターリクルートが強い!
株式会社アスマークは、設立以来、グループインタビュー・会場調査・デプスインタビューなどのモニターリクルートに力を入れおり、年間2,000件以上のモニターリクルート実績を誇っています。

全国に80万人以上のモニターを保有しており、調査内容の条件をもとにウェブでのスクリーニング回収に加え、候補者全員に内容確認のために個々に電話を入れ、条件違いを防いでいます。丁寧な対応で対象条件に合致した方を選択することが可能です。

スクリーナー作成から、会場・モデレータ・書記の手配等、謝礼支払、当日受付、報告書等までオプションで対応しており、必要なメニューのみの選択が可能です。

株式会社アスマークのグループインタビュー実施費用例

・グループインタビュー参加者6名のリクルートサービス
¥105,800-
・6名×4グループでのグループインタビュー
¥1,382,620-
(参照:株式会社アスマークの費用例ページ)

モニター・パネル情報

モニター数:日本全国876,318名(2019年1月1日現在)
株式会社アスマークのアンケートモニター情報ページ

Webサイト

https://www.asmarq.co.jp/


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株式会社クロス・マーケティング

株式会社クロス・マーケティング

コンシェルジュコメント

株式会社クロス・マーケティングは、独自パネルネットワークと提携会社のパネルも加え、約420万人のパネル数を保有しています。

スムーズな調査を実現するため、パネルをあらかじめ特定テーマでセグメンテーションしたスペシャリティパネルも用意があります。化粧品パネル・家電パネルなどのほかに、金融パネル・ギャンブルパネル・疾病パネルなどがあります。

必要な機能を網羅した、専用のインタビュールームの用意もあります。

モニター・パネル情報

モニター数:約420万人(2018年2月末時点)
株式会社クロス・マーケティングのモニター情報ページ

Webサイト

https://www.cross-m.co.jp/


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株式会社ネオマーケティング

株式会社ネオマーケティング

コンシェルジュコメント

株式会社ネオマーケティングは、提携会社のモニターも含め、約630万人のモニターを保有しています。モニターの品質管理に重きを置いており、アンケート専用モニターであることや不正登録・不正回答のチェック、年一回のモニター情報の更新等を行っています。

グループインタビューではモデレーター(司会者)の力量次第で調査の精度が左右されるため、蓄積された「適正な回答を得るためのノウハウ」を活用することで、調査を成功に導いています。

調査の企画、インタビューフローの設計から、会場手配、協力者への出欠確認、実査まで、必要に応じたサポートが可能で、コストも低価格から柔軟に対応しています。

株式会社ネオマーケティングのグループインタビュー実施費用例

・6名×2グループでのグループインタビュー
¥850,000-
(参照:株式会社ネオマーケティングの費用例ページ)

モニター・パネル情報

モニター数:639万人(2018年1月現在)
株式会社ネオマーケティングのモニター情報ページ

Webサイト

https://www.neo-m.jp/


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楽天インサイト株式会社

楽天インサイト株式会社

コンシェルジュコメント

楽天インサイト株式会社は、楽天市場・楽天トラベルなど楽天グループの様々な商品・サービスの利用者約9,520万人の中から構成される約220万人の自社パネルを保有しています。

単一パネルで重複がなく、幅広い趣味嗜好のモニターによって構成されています。また、モニター数が多いため、アンケートが大量に届くことがなく、アンケート慣れによる「プロ化」の防止につながっています。
スペシャルパネルとして、仕事パネル・出産予定パネル・ペットパネルなど各種揃えています。

社内のリサーチャーが直接お客様の課題をヒアリングし、最適な調査設計・分析を行うことで、調査目的に対して深く掘り下げた分析の実施を可能にしています。

楽天インサイト株式会社のグループインタビュー実施費用例

・6名×2グループ(1グループあたり120分)でのグループインタビュー
¥1,164,000~
(参照:楽天インサイト株式会社の費用例ページ)

モニター・パネル情報

モニター数:約220万人(2018年4月時点)
楽天インサイト株式会社のモニター情報ページ

Webサイト

https://insight.rakuten.co.jp/


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NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社

コンシェルジュコメント

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社は、1999年にサービス開始以来、ウェブ時代のシンクタンクとしてグローバリゼーションに多面的なデータや情報収集に基づく分析・戦略提言をすべく、Webリサーチ・ヒアリング調査・インタビュー調査など多様な調査手法を行ってきた会社です。

サービス開始時より募集しているモニターは、自社パネルとして約210万人、提携会社のモニターとして約550万人を保有しています。

サブパネルとして、モバイルパネル・郵送調査パネル・トライアル調査パネルなどの用意もあります。

モニター・パネル情報

モニター数:約217万人
NTTコムリサーチのモニター情報ページ

Webサイト

https://research.nttcoms.com/


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株式会社レアソン

株式会社レアソン

コンシェルジュコメント

株式会社レアソンはソニーグループ100%子会社で、1971年の創業以来、マーケティング・リサーチ・ソリューションの専門集団としてビジネスの課題を顧客視点から解決に導いています。

モニター数は、日本国内に約170万人のほか、アジア・欧米・中南米に約500万人と海外モニターも充実しています。海外のグループインタビューも、国内と同様にスムーズなやり取りにて実施が可能であることも特徴です。※主な海外対応地域: アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国など

クライアント企業のビジネス課題のヒアリングから始め、調査目的・課題を整理し、調査テーマに即した最適な対象者の抽出、専門スキルを持った司会者の選定、閲覧環境の整った会場設定、課題に即した分析レポートの作成など、トータルに任せられることが強みです。

モニター・パネル情報

モニター数:172万人
株式会社レアソンのモニター情報ページ

Webサイト

https://www.re-a-son.com/


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グループインタビューとデプスインタビュー

インタビュー調査には、グループインタビューのほかに、デプスインタビューといった調査手法もあります。

グループインタビューは、1(モデレーター)対多数(インタビュー参加者)で行われるインタビュー調査であるのに対し、デプスインタビューは、モデレーターとインタビュー参加者が1対1で行われる調査です。

グループインタビューの利点は、参加者同士のコミュニケーションによるダイナミズムであり、個人面接からは得られない豊富なアイデアや意見を引き出すことができる点になります。
一方で、デプスインタビューは、1対1でインタビューが進行されることにより、参加者は周囲に影響されることなく、自身の意見を自由に発言してもらうことが出来ます。

グループインタビューとデプスインタビューの目的に応じて使い分けとしては、一般に次のように考えるべきです。
新商材の開発、パッケージ・広告などのアイデア開発・探求については、グループダイナミクスが作用するグループインタビューがお薦めです。
デプスインタビューについては、購買行動、意思決定プロセスの探求等のような調査を目的とする場合が適しています。


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グループインタビューとデプスインタビュー

グループインタビューを委託する際の費用は、次の各項目によって算出されます。

 グループインタビューの費用 = 参加者抽出費用 + リクルート費用 + オプション費用 + 謝礼


したがって、グループインタビューの費用について、特定の1社だけにお問合せをする場合も、より高品質で安いグループインタビュー会社を探すために、複数社に見積もりを出し比較する場合も、予め各項目について確認をしたうえで、お問合せをすると効率的です。
なお、ここに記載する費用については、グループインタビューに関する全業務を委託する前提で記載しています。
よって、全て委託をするのかどうか、業務一部を委託しない場合は、何を委託し、何を委託しないのかについても、明らかにした上で、見積りを依頼するようにしてください。

(1)参加者抽出費用
グループインタビューの参加者を抽出するために必要な費用です。
各調査会社で保有している登録モニターの中から、実施する調査の条件に該当する者をスクリーニングするための費用と考えてください。
スクリーニングのためには、条件に該当するかどうかの質問を作成しますが、その質問数の大小によって金額が変動します。
よって、対象者を振るいにかけるために必要な条件がいくつあるのかを確認しましょう。

なお、年齢、性別、職業、既婚・未婚、家族構成等のような基礎的な属性条件は、モニター登録時に事前確認されていることが多く、設問数には含まない調査会社もあります。

(2)リクルート費用
リクルート費用は、抽出された参加者を実際にグループインタビューに参加をしていただくための費用になります。
具体的な費用の算出式は、「1名あたりの単価」×「人数」で計算されます。
なお、1名あたりの単価は、募集人数と条件難易度によって決まります。
条件難易度とは、なかなか抽出できないようなモニターであるほど高額になり、医師や弁護士、経営者など、人口に占める出現率の低い属性の方ほど上がるとされています。

(3)オプション費用
グループインタビューにおけるオプション費用とは、以下のようなサービスを利用するか、または委託者側で用意をするかによって変動します。

・インタビュールーム利用費
・モデレーター手配費
・事前打合せ費
・インタビューフロー作成代行費
・書記費
・報告書作成費

委託者側で用意する項目が増えれば、グループインタビュー費用は安くなりますが、より品質にこだわる場合は、専門家であるグループインタビュー会社に全て委託したほうが良いでしょう。

(4)謝礼費用
参加者への謝礼です。
会場までの交通費実費やお気持ちをご用意いただき、参加者へお支払いいただくことになります。
金額に明確な取り決めはありませんが、一般的には、7,000円~10,000円程度となることが多いです。


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